おはようございます。
今日のNYは寒いです。本当に寒いです。数日前に初雪が降り、その後ずーと寒いです。今日は氷点下では無かったのですが、とにかく私の超嫌いなNYの冬です。そして、今日はタイムズスクエアとポートオーソリティーを繋ぐ地下鉄通路で爆発がありました。あの辺りは、何時も通勤の人々や観光客で、人通りの一番多い場所で、今やNYだけでなく、ヨーロッパも、世界中どこもかしこも安全な場所はないと思っています。
とにかく、今自分が生きていられると言う、当たり前のことに感謝することを、忘れてはいけないと思いました。当たり前に毎日やっていることは、当たり前でない事を日々感じて生きています。
と前書きが長くなってしまいましたが、今日は、先日ご紹介しました桃田万里子さんの書かれた本「東方神起ユニゾンの瞬間」の感想をちょっと書かせていただきます。
万里子さんの書かれた本が手元に届いたその日に、私は一気に読んでしまいました。なぜならば、読んでいるうちに止まらなくなってしまったからです。つまり、それだけ私を本の世界へ引きずりこませる文才が、万里子さんにはあると言うことです。
以外かもしれませんが、私は読書が好きな人間です。でも、最近は忙しいことを理由に読書から離れてしまっていました。読書の何が好きかと言えば、本に書いてある瞬間(とき)を頭の中で映像にすることが(妄想とも言いますね。)大好きなのです。
この万里子さんの本は、私の頭の中に色々な映像を見せ、また過去の出来事を蘇らせてくれました。その瞬間(とき)は、辛い過去、楽しかった過去・・・東方神起のファンになってからの自分の出来事と、一緒に思い出させてくれました。
そのような感じで電車の中で読んでいたら、案の定、涙が出てきてしまいました。
著者である万里子さんの精神的に余裕のなかった頃、ふとカーラジオから流れてきたのが東方神起の「明日は来るから」と言う曲だったというところが、声を上げそうなくらいに私と被るので、そうそうそうなのよ!と叫びそうになりました。
私も色々なファンの人たちとお話する機会があると、常々聞くことは何時から東方神起をどうして好きになったのですか?って聞いてみたりするのです。
そうすると、みなさん、ほぼ同じ答えでご自分の大変だった時に、彼らの歌声に救われた・・・って事を、多くのファンの方々が言いました。
本当にそうなんです。東方神起はもちろん容姿端麗で見た目も美しい。でも、それだけじゃないんです。やはり歌声に魅了したから、好きになったのです。きっと多くの方がそうだと思います。
万里子さんの本は、私の琴線に触れました。
東方神起はユノが言うように、紆余曲折の歴史があります。未だ、どうして5人は分裂しなければいけなかったのか、ユノもチャンミンも話しませんので、本当のことは私たちは分かりません。でも、あの分裂のお陰で多くの人々が傷つきました。もちろん、その当時のメンバーが傷ついたのは当然ですが、あの当時の東方神起が好きだったファンも大きく傷つき、仲が良かった友達や姉妹とも仲たがいする羽目になったのです。
そして、その傷は未だ完全に癒えてはいません。今はそれぞれのファンが、ファンの住み分けしているだけで、過去の事を忘れてはいませんし、お互いの見解が違うので、そのトピックに触れようものなら、永遠に正しい答えは導き出せません。
東方神起から離れたジュンス、ユチョン、ジェジュン、東方神起に残ったユノとチャンミン。その分裂によって分断されて3人のファンと2人のファン。そして、ファンの葛藤。万里子さんは、この辛い部分は出来れば書きたくなかったと言っていました。でも、敢えて書いた万里子さんに私は大きな拍手を贈りたい。
もし、この負の部分を本の中に入れないなんて、それは作り話になってしまいます。東方神起の歴史はきれいごとだけで語れない、ドロドロした見たくない部分もあるのは事実なのだから。
一人の東方神起ファンとして、万里子さんの東方神起を思う気持ちが Genuine であり、だから一読者である私に感動を与えてくれたのだと思うのです。
追伸:わざわざNYの爆発で心配してLINEを下さったお友達、本当にありがとうございます。あぁ~心配してくれるお友達に感謝します。心配してくださって嬉しかったです。
東方神起 ユニゾンの瞬間(とき) [ 桃田 万里子 ]
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